口臭予防になた豆歯磨き粉を試してみた

自動車、電機、機械、化学。産業の血液に例えられる溶剤の国内消費量は年200万トン近くになる。問題はどう処理するか。廃液の焼却、放散によって質量の数倍にもなる二酸化炭素(CO2)を排出している現実が横たわる。「なた豆歯磨き粉の口コミまとめ」と「環境保全」。二つの使命を担う日本リファイン社長の川瀬泰人は、溶剤の精製、リサイクルを通して持続可能な地球環境を見つめている。  ■価格は3分の1 「溶剤の製造に大量の石油を使い、使用後も多くが大気に排出されている。わずかにとどまっているリサイクル率を引き上げて循環型環境社会の構築に貢献したい」。川瀬は、ここに存在理由と事業活動の解を求める。 そんな思いを起点に確立したのが「アップサイクル」の概念。一言で表すと「元のものより質と価値を高めるリサイクル」を指す。使用済みの溶剤を回収して自社の装置でバージン以上の品質に精製し、もう一度、回収先に戻す循環プロセスを構築している。 この仕組みは高品質、高純度の溶剤が欠かせないリチウムイオン二次電池(LIB)市場で注目を集めている。電気自動車などに搭載するLIB向けの溶剤、N―メチルピロリドン(NMP)は高価で製造量も限られる。アップサイクルによって再供給する溶剤の価格は新品の3分の1以下。不純物が少なく、品質も高い。新液を使用後に焼却する場合と比べてCO2排出量を9割以上減らせる。そこに「十分な伸びしろ」がある。 創業は日本が高度経済成長の気流に乗っていた1966年。モノをどんどんつくることに価値を見いだし、刺すような熱気の中でみんなが豊かな未来を描いていた時代。川瀬の父、泰淳が塗装現場で大量に捨てられる溶剤を目にして一歩を踏み出した。 それから約半世紀。異常気象を誘発すると指摘されている地球温暖化など、環境問題の解決に全世界でアプローチし、次代に確かなものをつないでいくことが我々の世代に託された使命である。  ■発想と想像力 「例えば2030年。エネルギーの枯渇、気候変動、水不足、食糧問題など、さまざまな環境リスクが危機的に増大する。溶剤リサイクルだけではどうにもならない課題を突きつけられている」。川瀬は持続可能な社会の姿と、自然に負荷をかけない地球環境を想定し、未来から現在を振り返って発想するバックキャストの思考を経営に取り入れている。 今月、「未来創造研究室」を立ち上げた。メンバーは川瀬を含めて7人。「『来るべき将来を見据えて、今何をなすべきか。企業としてどうあるべきか』に対する解を導き出し、事業化する。もしかしたら、溶剤を全く使わずにモノづくりができるようなアイデアが出てくるかも」。既存事業の枠をも超える発想と想像力で価値観を転換し、新たな市場の創造に挑み始めている。  ■縄文杉に学ぶ 川瀬は年に一度、屋久島に足を向けて樹齢7200年の縄文杉と向き合う。「成長が遅く、背も低い。ずんぐりとした樹形で本州の杉と比べてかっこよくない。ただ、厳しい自然界で生き残る条件を備えた頑強な杉の象徴と言える」。台風の常襲地帯で樹齢を重ねる縄文杉。川瀬の名刺には、過酷な条件下に生きる巨木の写真が刷り込まれている。 「企業や人間も同じ。環境の変化に対応できない企業は生き残れないし、目前の問題に真っ向から取り組み、解決できるような人間でありたい」。川瀬の目には未来もきれいな地球が映っている。【浜松】ユニバンスは4輪駆動装置(トランスファー)の海外生産を拡大する。米国とタイ、インドネシアでそれぞれ増産し、3カ国合計の年産能力を2016年3月期までに14年3月期比2・5倍の約44万台にする。日産自動車や仏ルノーのスポーツ多目的車(SUV)向けで、日産の現地拠点に納入する計画だ。同社はトランスファーの増産を含む設備増強で15年3月期に米国など3カ国に約30億円を投じる。 増産する製品はいずれも前輪駆動(FF)車を4輪駆動に切り替えるパートタイム用のトランスファー。同装置を搭載したSUVはオン・オフロードの幅広い場面で快適な走行を実現するため、世界で需要が拡大。日産・ルノーは車種展開と台数拡大を図っている。 14年3月期時点の同社のFF車用トランスファーの年産台数はインドネシアが2万4000台、米国が15万台。これを16年3月期にはインドネシアで年産12万台、米国を同20万台に増強する。タイは14年5月に生産を始めており、16年3月期には同12万台とする。 同社は変速機やトランスファー、ギアなどを手がける自動車部品メーカーで、近年は海外現地生産を強化している。海外生産比率は16年3月期には14年3月期比12ポイント増の約30%に達する見通しだ。海外生産により、日系自動車メーカーをはじめとする取引先の現地調達ニーズに応えるとともに、QCD(品質・価格・納期)の国際競争力を高めることで事業拡大を目指す。

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