学生は「何をしたか」を求められている

『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で連載中の『深夜食堂』で知られる漫画家の著者が、故郷・高知県四万十市中村の「食と家族の話」をつづったエッセー集。  「名物!カツオのタタキ」「絶品!キビナゴのフライ」「豪華!皿鉢料理」「豊富!渡川の幸」など故郷の味と風習を紹介。しみじみ読ませ、しみじみ酔わせる 文章に、うまそうで楽しそうな押し絵が描かれている。この本で、地元では宴会のことを「おきゃく」と言うことを初めて知った。 後半には電子書籍に連載していた「○○(まるまる)の女(ひと)」が掲載されている。新宿、高円寺、砂町、そして江古田。それぞれの街でたくましく生きる夜の女性の半生が心にしみる。 冒頭には新宿某所に在るバーを舞台にした書き下ろしマンガ「マイ・フレンド」がサービス掲載されている。読み終わった後、夜の街に繰り出したくなること請けあいだ。理系大学院生のキャリア教育の担当教員である著者が講義で使えるよう記した書籍だ。柱の一つは自己分析、理系キャリアの検討、著者が得意とするマーケティ ング手法を取り入れたエントリーの準備といった「戦略構築編」。もう一つが実際の就活の流れを追う中で、理系の留意点を指南する「就職活動実践編」となっ ている。 エントリーシートや面接で、学生は「何をしたか」を求められていると思いがち。しかし「なぜ、どのように」「どのような判断によって」取り組んだかが問われているという。目標を設定し、そこにいたる道のりを試行錯誤するアプローチを、どのような手法で進めてきたのか―。 これは理系学生が大学で身に付けてきた研究の流れそのものといえる。就活だけでなく、分野を問わず社会人になってからの仕事で応用できると強調している。東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で今、評価が高まっているのがフィリピンだ。人口はインドネシアに次ぐASEAN第2位(約1億人)、平均年齢は23歳(日本は46歳)と若く、高成長が見込める“人口ボーナス”は2045年まで続く見通しだ。 当然、日本企業の進出も増加しており、2011年で1171社が進出している。こうした企業の駐在員が現地に赴任するにあたり、事前勉強は必須だ。投資規制や労働関連法、異文化理解など。このような重要項目を網羅したのが本書だ。 各種重要法令に加え、給与の支払い方法や転職事情、人事評価などに関する豊富な事例を掲載した。東京桜橋法律事務所の弁護士、吉崎猛氏を主査に、フィリピンの日系企業で駐在経験を持つ7人の委員により現場に即して作成された。 駐在員必携の一冊。

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